創作工房Factory8
Memory of Music

Vol.3

旅風さとみ:あの頃って…ちょうどスキー行ったりしてた頃。今のようにスマホとかない時代やったから、旅先でもたびに出る前も手帳やノートに予定表とか書いてね。時刻表から抜粋する形でね。行き当たりばったりで行くんやけど、さすがに北海道まで行くとなると、札幌までの指定取ったりホテル予約したりしないと大変なことになる。で、それを全てノートとかに書くの。

ともっち:コズ☆シドがそういうの作るの得意やったなぁ。ArtForest時代は冊子で持ち歩く方が便利やろ。そうなるとB6版の小冊子あったら便利やと思てな。ただ、WEBだと曖昧になって何言ってるのかわからない状態になって…それで旅の達人さとみに旅サイトは任せることにした。

高峰智弘:まぁ、当時としては仕方ないよな。今だと鉄オタって見られるけど、当時は行き当たりばったりやとマジで帰ってこれなくなったり、目的地に着けなかったりするもんな。現在は検索すりゃすぐわかるけど…でも検索アルゴリズムの関係で思うように表示されない。

旅風さとみ:そやからWhiteforestもWindtripもその中間的位置にしてるんやけど。今でもあの頃のイメージは大切にしようと思ってる。あの頃に戻るけど、これゲレンデへ向かおうって思う曲やね。

ともっち:あと、近場もよく行ってたなぁ。奥神鍋はよく行った。最近やとハチ・ハチ北によく行くけど、当時は大阪から最寄り駅まで直通で電車あったし、駅で30分待てばバスが来たし、バスで30分ぐらいやったし。それでゲレンデでよくかかっていたから印象に残ったけど。

高峰智弘:2003年ごろはまだ、夜行列車あったよな。シュプール妙高志賀かきたぐにで直江津まで行って、北越急行で越後湯沢行って。北海道より近いしな。その頃ちょうどケーブルテレビが入ってるってことで液晶テレビ買ってMTVとか見てた。で、この曲興味出て、さっそくカラオケ行った時歌ったんよ。「誰や、それ。」ってね。FM802にもオンエアされたなかったからな。

旅風さとみ:やっぱTogetherあたりからオンエアされてたから。carry onやHIROは思い出深いよな。あと、802でDJがオンエア後口ずさんでいたのがこれ。

高峰智弘:そう言や携帯電話で番組配信もやってた。国際基準ではあり得ない機能やった。それで次第に日本の携帯電話が「ガラケー(ガラパゴス携帯)」って呼ばれるようになったんやね。

ともっち:智弘は早い段階からスマホに興味持ってたんちゃう。「これいいよ。」ってW-ZERO3とか手に取って。で、PCでやること携帯でできたらええなと思ったけど。それで2つ折りのAndroidスマホ型落ちになった時に手に入れた。めちゃ便利。

旅風さとみ:ともっちは携帯電話持つのもスマホ持つのも、まわりの流れ無視して、みんな持ってるものをあえて持たないんよね。それでも、ショートメール対応の携帯電話持つの勤務先の事務所では最初やったし、携帯インターネットも最初やったし、スマホ持つのも最初やったし。機を見るに敏やねんな。まわりに流されへんけどトレンドはしっかり掴む。

ともっち:そりゃ、後追いしてたら金持たんやん。そやからAKBとか否定的やねん。取引先の営業がそういうのは待ってて、もう芋づる式に金使わされるわけで、借金で首が回らなくなったと。

旅風さとみ:わかるわぁ。性の対象としてしか見ていない。そこにつけ込むんやな。そこにまんまとハマって…高野健一には同情できんわ、自業自得やろ。

ともっち:佐藤愛里さんも不用意ってゆーか、AKBとか坂道系ってインセンティブがあるからやってるわけで、普通の子がそんな簡単に金入るわけない。まぁ、婚約者に騙された面もあるらしいけど、安易に信じてしもたのも問題やね。

高峰智弘:オレらからしたら、自分でコンテンツを作ってそれで惹きつけるのが一番やと思う。ただ、それができているか…なんよね。そうやって自分で発信してうまく行ってる例がこれ。

旅風さとみ:もはやテレビはオワコンwwww。ただ、誰でも発信できるってことは、自分が何をどう発信するかの問題になるし、これからAIが高度化するとAIが作曲する時代がくると思う。その時、自分のセンスをどう体現するかが大事になってくると思う。楽器が弾けるとか曲が書けるとかではなく、どう自分の世界観を形作るか…それが大事やと思う。

ともっち:それにしても、音楽に関して、そしてコミュニケーションに関してここまで激変するとは中学時代には想像もできへんかったな。その当時の未来像って物質的な進化やん。でも、文化的にどんどん進化してる。自分自身にどんどんフォーカスしていかないと訳が分からなくなる。あの頃は一体感があったからよかったと思うけど、現在は多様化して自分がどうするかを真剣に考えなあかん時代になってきたと思う。

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音楽と当時の社会背景を考察する…Music Trip


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